今、解き明かされる私の経歴ww~【『辞意。東京へ』編】
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ちょっと間が空きました。
前回は、「上場企業の取締役までになったけど、名前だけで何も自分に備わってないことに危機感を覚えた」というところまでです。
「今、解き明かされる私の経歴ww~【ついに取締役営業部長に編】」
⇒ http://ameblo.jp/yjkn/entry-12231457265.html
前回の締めくくりは「営業のトップゆえの苦悩」でした。
たくさんの方から、「早く書けよ」、「じらすなよ」と言われました(笑)
2つあるのですが、1つは「組織に向かないことが分かった」ですww
私もそうだし飲食店経営者の皆さんもそうですが、我々は組織に向かない欠陥人間だから独立してるんですよ。
【所詮、我々も欠陥人間なんだから適材適所でよろしく】
⇒ http://ameblo.jp/yjkn/entry-12139083512.html
「あー、俺は『お山の大将』が居心地が良くて好きなんだな」ということが、よく分かったんです。
店長やオープン隊隊長をやっているときが1番楽しかった。
「オレが法律だ!」
「オレがマニュアルだ!」
「オレが全部決める!」
「オレが大将だ!親分だ!」
という状況が好きなんですよ。
その時その場で、ガンガン自分で決めていきたい。
稟議書の世界が嫌いなんです。
もう1つは、これこそがNO.2ゆえの苦悩です。
営業のトップといっても、会社のトップはもちろん社長ですから、実質はトップというよりもNO.2なわけです。
前にも書いた、日本のチェーンストアの教祖的存在の「日本リテイリングセンター(通称ペガサス)の研修をたくさん受けていましたから、「チェーンストアの組織論」も叩き込まれていました。
【NO.2は、自分が黒だと思っていても、トップが白だと言えば、白を主張しなければならない】と教えられ、これに苦しみました。
手が飛ぶ、足が飛ぶ、灰皿が飛ぶ、の気性が超超激しい方でしたから(あの写真からは想像がつかないでしょうけど…笑)、何回ぶん殴られたか。
会議なんかでも、どれだけなじられて激しかったか…。
でもそれよりも、「自分の主張を殺さないといけないこと」が1番イヤでした。
営業のトップになると、直属の部下は各地域の店長を束ねるエリアマネジャーと営業課長だし、他の部署にも影響力が及びます。
現場に直接ということはなくなり、彼らを束ねていく立場です。
それと、各エリア単位での会議とか研修とかがメインになります。
トップと一緒に参加するのですが、自分が白だと思っていても、トップが黒だと言えば黒に合せざるを得ない。
トップは数字が全てですから、数字が悪い店長がトップから叱責されます。
でも私は、その裏というか背景を知ってるけど、トップに同調せざるを得ない。
そのストレスがどんどん溜まっていって、ある時ついにそれが溢れて、辞意を申し出ます。
1つ目の理由もあって、「何らかの形で独立したいなぁ、お山の大将になりたいなぁ」という思いも強くなっていました。
また、以前に書いたように、(今思えばおごりですが)世の中の1,000万円プレイヤーのレベルも知ったし、元々お店をやりたかったのですが、コンサルを意識するようにもなっていたんです。
研修とか会議とかやってると、「ん?何かオレはこっちの方が向いてるな。得意かも?」と思い始めていました。
語弊があるかも知れませんが、お客様に喜ばれるよりも、私のアドバイスや指示でエリアマネジャーや店長達に感謝される方に、やりがいを感じていました。
結局、この時は留意され、「東京に行け!」と言われます。
当時、全国展開をしていて、400店舗くらいになっていましたが、どんどん出店していました。
直営ではなく、独特の手法なのですが、子会社展開です。
東北ジョイフルとか、近畿ジョイフルとか、日本を一定のエリアに分けて子会社を作って、それぞれが展開していくやり方です。
子会社の社長は、これまたそれぞれのエリアの大企業の小売業や飲食業・銀行の幹部出身の方々です。
結局、今では解体され、全て直営になっていますがww
子会社の中で、関東が上手くいってなかったんです。
それもあるし、「目先や環境を変えれば、考えも変わるだろ」という考えもあったんだと思います。
それが、さらなる転機になります。
続く・・・・・
飲食店コンサルタント、中小企業診断士
河野 祐治(かわの ゆうじ)
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