デザイナーはデザインのプロであって、販売のプロではない!
先日取り上げたヒーローズですが、
今度はこういう取材を受けました。
ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』
~「ステーキハウス ヒーローズ」編~
akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100703/etc_comic1.html
これはなかなか面白いですよ。
それにしても、いろんな媒体があるものですね。
さて、きのうの続きみたいになりますが、要は
【デザイナーはデザインのプロであって、販売のプロではない】
ということなんですね。
店舗のデザイナーであれ、Webのデザイナーであれ、
紙媒体のデザイナーであれ、同じです。
当たり前のことですが、
結構この当たり前のことを、分かっていない方が多いんです。
先日も、ある地方のセミナーでこのことを思い出して話したのですが、
セミナー後の懇親会で主催者の方から、
「参加者の○○さんは、先生の話が相当に響いたみたいですよ。
素人の指摘ながら、私が問題だなと思うことを指摘しても、
「これはデザイナーが・・・と言っているので・・・」という
返事がこれまで多かったですからね。」
と言われていました。
うちも社内外で多くのデザイナーを使いますが、
主導権はあくまでも販売のプロであるこっちであり、
「こうして欲しい」とハッキリと言います。
「そうするとバランスが悪いですよ」とか、
「デザイン的に・・・」と言われることもありますが、
そんな“デザイン学”的なことは一切関係ありません。
我々は、「売れるもの」、「お客さんに魅力が分かりやすく伝わるもの」、
「お客さんが喜ぶもの」、「お客さんに親切なもの」
を作っているのであって、
「カッコいいもの」とか「オシャレなもの」を作っている訳ではないのです。
ましてや、デザイナーの「作品」を作っているのではありません。
店舗設計でも同じです。
「この電球が切れたら、どうやって交換するんだろう?
それだけでお金がかかりそう。」とか、
「オシャレな内装だけど、このメンテナンスのやりずらさは、
1年後は悲惨な状態になっているだろうな。」とか、
「スタッフの動線を相当に犠牲にしているな」と
思うお店がよくあります。
そこをよく分かっていないと失敗しますし、
その失敗をデザイナーのせいにはできません。
デザインのプロと販売のプロは別物であることを、
くれぐれも忘れないように。
飲食プロデューサー、中小企業診断士
河野 祐治
⇒ 飲食店繁盛会
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