飲食店繁盛会との出会い

飲食店コンサルタントとしても、また中小企業診断士としても食っていけるようになったときに、次に出てきた問題が「個人事業の壁」でした。

 

一匹狼のフリーランスでやっていくのもOKなのですが、日雇いのような時間の切売りの仕事なので天井が早いんです。

 

それ以上になるためには、単価を上げるしかありません。

 

もしくは、コンサル以外の売上を立てるか。

 

「個人とは契約できない」という会社もあります。

 

事務仕事から全部1人でやらないといけないし、コンサル仕事に集中したいというのもありました。

 

それに、1人で寂しいですしね。

 

 

かといって、せっかく独立して「これからは一匹狼のフリーランスで気ままに生きていこう」と思っていたのに、今から会社を立ち上げて・・・・・というのも面倒だし(それからいろいろあって、結局今では、飲食店コンサルタントは「ワイエス・トレーディング」という個人会社で、中小企業診断士は個人事業で、という形でやっています)

 

その時に思いついたのが、「どこかのコンサル会社とパートナーで組もう」ということでした。

 

何社かアポを取って会いに行きました。

 

まぁこれが、ヒドイ会社ばかりで。

 

今は潰れて無い会社も結構あります。

 

上場企業で都内のカッコイイビルに事務所があり、ブイブイ言わせていた会社にも会いましたが、「専務取締役27歳」というホストみたいな人が出てきて…。

 

その会社も倒産して、今はありません。

 

 

その時に会った中の1つが、飲食店繁盛会でした。

 

元々は、ある飲食コンサルタントの方がきっかけになった会のようで、それぞれが仕事をやっている人間の集まりの団体というか、バーチャルカンパニーのような感じでした。

 

逆にそういうラフな感じが気が合って、一緒にやることに。

 

たまたまちょうどその時に飲食店繁盛会が法人化するタイミングで、「だったらオレにも出資させてよ」ということで出資して参加しました。

 

ただ対外的に分かりにくいので、分かりやすくするために当初は役員として(飲食店繁盛会メンバーとして)見せていました。

 

その後ブランディングが出来てくると、逆にそれが対外的に分かりにくくなって弊害が出てきたので、明確にパートナーとしました。

 

今は、それぞれ別々の活動をしています。

 

 

以前書いたように、私は独立したタイミングで退職の挨拶状とかは一切出さずに、それまでの人脈やつながりは、全て一旦リセットしましたが、
ameblo.jp/yjkn/entry-12233238451.html

 

私の名前が知られてくるようになると、さらにはその頃から広がってきたSNSの影響もあり、前職の関係者の人達に私の活躍(?)が知れ渡るようになります。

 

その時、前職時代の私を知る人達から言われたこと。

 

それは、

 

「え~~~!本当にあの河野部長ですか?同一人物とは思えない!マジですか!優しい顔になってる!」という驚き(笑)

 

前職時代は、苦虫を潰したような顔をして仕事してましたからね。

 

なめられないように、オーラと強面を演出していましたから。

 

虚勢を張ってたかな。

 

私の笑顔自体が信じられないようでした。

 

それが今では…

 

 

もう1つ。

 

文章力がないのは自覚していますが、今、365日毎日ブログを書いています。

 

そのネタやテーマに困らないというか、着眼点や発想がどんどん浮かび続けるのは、今思えば前職時代からなんです。

 

当時、FネットというFAXの一斉送信機能がありました。

 

その機能を使って私が気になったことを文章にして、毎日、何百店という全店にFAXを一斉に流していたんです。

 

毎日です。

 

臨店したり日々の営業統轄の中で、気になったことや注意して欲しいことなどを。

 

当時、私はパソコンは使えないし字が汚いので、私の下書き原稿を部下に清書してもらって。

 

もしくは出張先から電話で口頭でしゃべって、それを文章にしてもらったり。

 

今ならカンタンな仕組みがいくらでもありますけどね。

 

1~2年くらい続けたと思います。

 

トータル数百枚。

 

 

独立後、当時の部下の数人から「あの当時の河野部長の数百枚のFAXは、今でも全部持っています。あれは良かったです。今では宝です」と言われました。

 

嬉しかったですね。

 

そう考えると、やっぱり向いているというかストーリーがつながっているんだなぁ。