見えないものに気づく
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きのうは長崎。
長崎のクライアントも絶好調。
売上が前年対比130%で推移しています。
原価率も6%ダウン。
売上は調子良いけど、なぜか原価率が44%で高止まりしていたのですが、やっと38%まで下がりました。
6%はデカイです。
でもまだちょっと高いけどね。
この日、店に着いたのがランチのピークタイム。
ウェイティングがかかっていました。
それをすり抜けて店内に入ることはできるのですが、何となく申し訳ないというかそれをしたくなかったので、ウェイティングがなくなるまで外で待つことにしました。
暑かったけど。
すると、いろんなことが見えてきました。
あるお客様は、駐車場に車を駐めて店内に入り、ウェイティングを見て引き返されました。
これは店の構造によって、それが店内から分かるお店と分からないお店があります。
クライアントのお店は、それが分からないお店です。
つまり、そういう売り逃しが見えてないのです。
これって、いろんな見えない売り逃しが考えられますよね?
入店されたお客様は分かりますが、入店されなかったお客様や最後の最後で他店に行ったお客様・気づかずに通り過ぎたお客様は分かりませんからね。
また、ウェイティングが4名様・3名様・1名様の時に、空いている席がカウンターのみだった場合にどうするか?
逆に、ウェイティングが1名様・3名様・4名様の時に、空いている席が6名席のみだった場合にどうするか?
いろんなパターンがあります。
そもそも、もっとオペレーションを効率的にできないか?
お客様をお待たせしないためには?
という根本的な問題があります。
あくまでも、品質を落とさずに。
これまでに何回か書いたように、売上が上がったら、さらに売上を上げるべく攻め続けるのですが、同様に、
・いかに売上機会損失をなくすか?
・お客様に不満足を与えない
というテーマが大きくなってきます。
今回は、そこら辺をテーマに打ち合わせてきました。
私は、そういう超細かい現場オペレーションまでアドバイスします。
そこが、飲食業界一筋で現場の叩き上げである私の強みですから。
それと今回はもう1つ。
メニューのリニューアルやブラッシュアップに終わりはありませんが、今回は基本部分のブラッシュアップです。
食事系の飲食店で大事なことは、「ご飯」、「味噌汁」、「漬物」、この基本の3つが美味いことです。
例えば、業務用の4升の炊飯器で4升近いご飯を炊いて、それを4升用のジャーに移して・・・・・なんてことをやっていたら、絶対に美味しいご飯なんて出せません。
今、作っているある食堂は、味噌汁に湯煎は使いません。
1杯ずつ手鍋で沸かします。
今回、長崎のクライアントは、業務用の炊飯器とジャーの使用をやめることにしました。
家庭用の1升炊きの炊飯ジャーを複数使います。
漬物も店で漬けることにしました。
テーブルで、「ここはご飯が美味しいね」という会話が出るお店は、強いんですよ。
メニュー開発や品質を問題にするときに、どうしても料理に目が行きがちですが、まずはこの基本の3つのレベルが高いことです。
日本人は、肉の味は分からなくても、この3つの味は分かりますから。
うどんもブラッシュアップしています。
出汁もアゴ出汁に変えました。
天ぷらも良い感じです。
まだまだ上を目指します。< /p>
次の出店も見えてきました。
飲食店コンサルタント、中小企業診断士
河野 祐治(かわの ゆうじ)
8月まではスケジュールが一杯ですが、9月以降ならOKです。
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