「選べる楽しさ」よりも、「プロの提案」や「お店の主張」が外食に求められてるんだと思う
新刊出ました!
500店舗を繁盛店にしたプロが教える 3か月で「儲かる飲食店」に変える本/日本実業出版社
■メールで私へ依頼や相談をする方はこちら
■フェイスブックはこちら
⇒ http://www.facebook.com/yuji.kawanojp
■ツイッターはこちら
⇒ https://twitter.com/yuji_kawanojp
最近、「飲食店で選べる楽しさって何だろう?」と思うことがあります。
「お客様は、そういうことを求めているのかな?」とも。
日本人は、プリフィクスは苦手だし。
セットメニューが好きだし。
1人がオーダーすると、「オレも、オレも、オレも・・・・」の文化だし。
自虐的に書いているのではなくて、求めているものが違うんだと思うんですよ。
以前にも少し書いたことがあるけど、私のクライアントの焼鳥店は、「塩にしますか?タレにしますか?」を聞かないお店が多いです。
また、そういう方向にもっていきます。
そこまで外食慣れ・焼鳥慣れして、自分の好みを的確に言えるお客様なんて、そんなにいませんよ。
適当に言ってるだけです。
食べて欲しい味で提供すべきだし(またはタレや塩のこだわりアピール)、外食慣れしてる私だって「お任せで」って言いますから。
分かりやすいドレッシングなんかはまだいいけど、ハンバーグやステーキのソースもそうです。
洋のソースか和のソースか、くらいならまだしも、それ以上になると分かりませんって。
挙句の果てに、「サーロインステーキをデミソースで」とかになったりする訳です(マジで)
串揚げでも、目の前にいろんな調味料を置かれて「お客様のお好みで・・・」とか言われて嬉しいですか?
「嬉しい♪ラッキー♪」とかになります?
戸惑うだけでしょ?
迷うだけでしょ?
そして、後悔したりして。
ワインでも、「会話でお客様の好みを聞き出しながらオススメのものを・・・・」って、客単価の高いお店か、通のお店でしょう。
そういう世界はそういう世界で、通の楽しみ方を満喫すれば良いことです。
でも、それ以外はストレスです。
外食市場というマスには、私がよく言う、
●ストレスを与えない
●迷わせない
●恥をかかせない
が大事です。
外食って、「プロの提案」を求めているんだと思います。
プロの料理人という意味じゃないですよ。
言うなれば、「お店としての主張」です。
「騙されたと思って、これはワサビで食べてみてよ」
とか、
「まずはそのまま食べてみて」
とか、
「これはねぇ、・・・・・・・・・にして食べて欲しいんだ」
とか。
で、
「どう?美味いでしょ?」
「美味い!これ、マジで美味いよ!知らなかった」
「でしょう?」
みたいな感じ。
「いやいや、肉=赤ワイン、魚=白ワインという日本での間違った認識が、ワインをダメにしたんだよ。その魚料理とこの赤ワイン飲んでみて。そっちの肉料理とこの白ワインを飲んでみて」
「ね、合うでしょ?それがホントのマリアージュだって」
とか、
「この刺身には、この日本酒がオススメ。試してみる?」
とか。
で、
「おー、感激~~~!!!これがペアリングの凄さかぁ!」
みたいな。
その楽しさやワクワク感が、中食や内食にはできない外食の醍醐味だと思います。
だから今、外食市場が中食市場と内食市場に食われているのは、そういうことなんだと思います。
お腹を満たすためだけなら、いくらでも安くあげることができる時代ですから。
「これなら、わざわざ高い金ださなくてもコンビニでいいじゃん!」みたいな。
そういう、「プロの提案」、「お店の主張」、「楽しさやワクワク感」が欠けてるんじゃないかなぁと。
もちろん、それとは違う存在意義、もしくは利用動機の外食(飲食店)もありますよ。
それはまた、別の機会で。
いつもありがとうございます。
ポチッとね。
↓ ↓ ↓
↓ 読者登録はこちらか
ら ↓
飲食店コンサルタント、中小企業診断士
河野 祐治(かわの ゆうじ)
新刊出ました!
500店舗を繁盛店にしたプロが教える 3か月で「儲かる飲食店」に変える本/日本実業出版社
売れるメニューブックノウハウの集大成!
手書きメニューのノウハウも収録
飲食店完全バイブル 売れまくるメニューブックの作り方/河野 祐治
繁盛店作りのバイブル!
中国と台湾でも販売されてます!
飲食業の数字はこれ1冊でOK
これだけは知っておきたい 儲かる飲食店の数字/日本実業出版社
■メールで私へ依頼や相談をする方はこちら
■フェイスブックはこちら
⇒ http://www.facebook.com/yuji.kawanojp
■ツイッターはこちら
⇒ https://twitter.com/yuji_kawanojp
お問い合せは以下よりお願いいたします。
関連する記事
最近の記事
【居酒屋2024 トレンドをつくる店、レシピ】これを買わないなんて、あり得ない!
ついに出ました!「居酒屋2024」値上げのテーマで私の記事が6ページ。これは絶対に読まないと。 事例の鹿児島の店は、19坪の2階建て一棟貸しで月商1,500万円。そしてナント、約4割がキャッシュで残る。 もう1つのクライアント事例は、湯田温泉の「らいが」ド田舎で圧倒的1人勝ちの超繁盛店。その理由は、記事を見れば分かります。平面図も素晴らしいから。 それ以外にもたくさんの店とメニューが載ってて、繁盛店のヒントがてんこ盛り。絶対に学べ […]
近代食堂3月号で、人時売上高についてナント10ページに渡って取材を受けました。
「今月号の近代食堂(3月号)の人時売上高の特集内容は、メチャクチャ勉強になります!」との声をたくさんいただいています。私の記事だけで、ナント10ページ。 白岩さんの記事もあって、さらに6,000円・7,000円・8,000円オーバーの店の事例が5つ。FLRが43.9%の店(FLじゃないよ)、月商400万円から1,200万円までになった店・・・・・ この情報がたったの1,650円で手に入るなんて、コスパ良すぎですよ。これを買わないな […]
今年よりもっと厳しくなる、来年の作戦を立てましょう。久し振りに会員を募集します。繁盛店作りのノウハウを学びたい方
<< 私への依頼や相談はこちらから >> https://kawanoyuji.com/?page_id=9853 << 繁盛飲食店作りのノウハウやヒントがここにある! >> 「飲食店痛快ゼミ」 https://kawanoyuji-semi.com/ 飲食店痛快ゼミを、4月に立ち上げて9か月。 おかげ様で、高い評価をいただいています。 その証拠に、こういうサービスに付きものの退会者がメチャクチャ少ないのと […]