繁盛店病
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以前、ある繁盛店を視察したときのこと。
開店時間に予約したのですが、15分前に着いて、さすがに早いと思って周囲をぶらつき、5分前にお店へ。
クライアントもお店の前にいました。
5分前なら入れるんじゃない?と思って入口ドアを開けると、「まだ店を開けてません!」と強い口調で。
仕方なくドアを閉めて外で待つことに。
ちょっとだけ頭の中でブチッと(笑)
5分で何が変わるのか?
朝礼をするから?
せめて中に入れるとか、席に座らせて待たせるとか、なぜできない?
それができないとしても、お客様の気分を害さない言い方ってあるでしょ。
敵対的に言わなくても。
そこまで言うんだから、きっちりとした時間に開けるんだろうなと思ったら、ナント開店時間を数分過ぎてからお店を開けてる…。
そういうことが起きていることが分かってるのに。
さすがにこの時は、その場でキャンセルして引き帰そうかと思いました。
その後しばらくして、大繁盛店のクライアントの打ち合わせの中で、「開店前にお客様が並ばれる」という話に。
「準備ができて受け入れる体制が整っていれば、当然、時間前でも開けるんでしょ?」と言ったら、「いえ、開店時間ちょうどに開けます」と。
以前の記憶がよみがえって(笑)、「お前アホか。何様か?」と叱責しました。
「大企業病」ならぬ「繁盛店病」ですね。
お客様が来るのが当たり前になって、そのありがたみが全く分からない。
「入れてあげる」、「食べさせてあげる」、「どうさばくか?」の世界です。
怖いですね、これは。
ディズニーランドでも、臨機応変に開園を前倒ししますよ。
繁盛店であれば、日々、そういうことが起きている訳だから、外部にうたっている開店時間が仮に18時だとしても、店内的開店OK時間(準備完了時間)は17:30とかにすべきだと思うんです。
もしくは、開店時間そのものを見直すとか。
実際に、私のクライアントはそうしてるし。
先日は、地方でこういうことがありました。
クライアントと食事で入ったお店。
いつもの習慣で何気なく、つい写メを1枚。
そうしたら、女将さんみたいなおばちゃんが血相変えて走ってきて、「うちは写メは禁止だよ!そこに書いてあるでしょ!すぐに消して!ちゃんとスマホを見せて私の前で消して!」と、スゴイけんまく。
奥から大将が「そこにちゃんと、写メ禁止って貼ってるだろ!」みたいな怒鳴り声。
そんなに敵対的ケンカ腰にならなくても。
確かに、張り紙に気付かずに写メを撮ったオレが悪い。
張り紙がなくても、「写メ撮っても良いですか?」と聞くべきで、オレが悪い。
それは100%認める。
ただ、だからといって言い方があるでしょ?
それと対応(接客)は別問題。
酔って暴れたとか、何かスゴイ迷惑なことをした訳じゃないんだから。
この時はさすがに、食べずに店を出ました。
オレが悪いんだけど、言っちゃ悪いけど、撮られて何かが困るような店でもなく、全然大した店じゃないんですよ。
オレが悪いんだけど。
何か過去にトラウマがあるんでしょうね。
何か分からないけど。
それぞれのお店が売上が激減したときに、その態度を維持するんだろうか?
やっぱり、お客様のありがたみが分からないんだろうか?
なんてことを思いながら書いてたら、また別の事例を思い出したけど、長くなるのでそれはまた(笑)
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