描いているのは、【値上げしたのに「安い!」と言われる状態】

 

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きのうは、秋葉原にある東京都中小企業振興公社からスタート。

 

公的制度を活用した、新たな案件依頼です。

 

来年の3月中旬までに、8回の訪問サポート。

 

まぁ、4ヶ月間で8回も行けば、効果出るでしょ。

 

 

 

 

その後も目一杯のスケジュールで、3案件。

 

本日のクライアントの手土産。

 

 

 

 

 

案件の1つが、既存店のリニューアル。

 

業態自体もプチ変更

 

もちろん、価値を高めて価格も上げる方向です。

 

「価格は1割上げるけど、価値は4割上げる(伝わる)」戦略。

 

 

当然ながら、クライアントから不安が出ます。

 

「今までドリンクバー的にお代り自由だったのが無くなり、デザート付きといってもこれまではサービス券でデザートが無料だったわけで、それで価格が上がって、これまでのお客様が離れないでしょうか?」

 

よく分かります。

 

これには複数のテーマが隠されています。

 

 

まず、私はサービス券やクーポン・値引割引の類の販促は一切しませんが、これって始めたらもう止められないんですよ。

 

止めたくても今さら止めれなくて、困っている飲食店がたくさんあります。

 

私も今、新規の複数のクライアントで、これまで続けてきたサービス券をどうやってどのタイミングで止めるか?ということに取り組んでいます。

 

なかなかデリケートな問題です。

 

よく分かっています。

 

 

それを1番止めやすいタイミングは、今回のようなリニューアル時です。

 

他にも、価格を上げたい・ポーションを変えたい等、やりたくてもできなかったことがやれるタイミングでもあります。

 

このタイミングを逃すと、しばらくまたガマンするしかありません。

 

 

また、これまでに何回も言ってますが、何をどう変えようと、変化には必ずノーのお客様がいます(スタッフにも)

 

例えば、いま100人のお客様がいて、変化によって20人増えて120人になるなんて、商売はそんな都合の良いことにはなりません。

 

ノーで20人減って40人増えて、差し引き120人になる。

 

それが商売です。

 

ノーに対する覚悟も必要です。

 

天秤にかけて判断するしかありません。

 

 

当然ながら、価格が先に目に入ればノーのお客様が増えます。

 

価値が先にお客様に伝わり、その後に価格が伝われば、ノーは減ります。

 

単純なマーケティングのルールです。

 

 

私がいつも描いているのは、【値上げしたのに「安い!」と言われる状態】です。

 

これは、販促のテクニック論の話ではありません。

 

 

飲食店コンサルタント、中小企業診断士

河野 祐治(かわの ゆうじ)

 

 

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