3/5になったのか、2/5になったのか、だけのこと
親知らずを抜いたあとが、
「こぶとりじいさん」みたいに腫れあがりました(笑)
さて、雑誌の原稿執筆のために調べていたのですが、
外食産業総合調査研究センターの発表によると、
2009年度の外食市場は23兆9,156億円で、
2年連続の減少だそうです。
特に、居酒屋やバーなどの
「飲みに行くお店」の落ち込みが厳しいようです。
これを書くと、「やっぱりそうだよなぁ、だからうちの店も悪いんだよなぁ、
仕方ないよなぁ、世の中の流れなんだからさぁ・・・」
という声が聞こえてきそうです(笑)
しかし、大手ならともかく(といっても、大手でも好調のところも
あります)、中小個人、特に個人店は関係ないですよ。
繁盛しているお店がないのであれば、そういう理屈も成り立ちますが、
うちのクライアントの中でも、「飲みに行くお店」で、
絶好調のところはたくさんありますから。
そもそも、外食に行く回数が減ったといってもゼロになった訳ではなく、
例えば、月5回が3回になったということです。
つまり、残った3/5なったのか、漏れた2/5になったのか、
ということなのです。
個人店で漏れた2/5になったということは、
これまでのお客さんとの関係性がその程度だったということです。
ただ、個人店でも領収書売上が大半だったお店、つまり、
会社の交際費・接待費で成り立っていたお店は厳しいでしょうね。
前年対比50%とか、厳しい話が耳に入ってきます。
「会社の経費なら行くけど、自腹で払ってまで行く店じゃない」
という評価をされているだけです。
まぁでも、そういう商売をやっている時点で、
リスクは承知の上でしょうから。
飲食プロデューサー、中小企業診断士
河野 祐治
⇒ 飲食店繁盛会
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