都内を西へ東へ
午前中は、虎ノ門の中小企業基盤整備機構 へ。 その後、東京都商工会連合会 の専門家意見交換会に 参加するため、西立川へ。 時々ブログでも書いている専門家派遣は、国の委託事業ですが、 東京都商工会連合会に登録している専門家は、 約400人(中小企業診断士が8~9割)で、そのうち、 この1年間に複数回の依頼があった専門家は約1割だそうです。 会合に呼ばれたのは、その約1割の専門家です。 どの業界でも淘汰されていきます。 せっかくなので、この […]
チェーン店視察のススメ
ブログには、繁盛している個人店を載せていますが、 実はここ数日、意識してチェーン店に行くようにしています。 チェーン店を見て参考になるのは、「メニュー」と「店作り」です。 チェーン店は、キチンとマーケティングをしていますから(多分・・・)、 メニューを見ると、今のトレンドが分かります。 それに、特に居酒屋系の商品レベルは高いですからね。 和民なんて、あの価格であの商品レベルは、すごいと思います。 ファミレスの市場を取りに行ったら、サイゼ […]
「良い店だけど高い」なのか、「高いけど良い店」なのか。
今、世の中は「安売り」がもてはやされています。 「安くないとモノは売れない」みたいな論調が多いです。 でも、客単価1,000円の店でも潰れる店は潰れるし、 客単価1万円以上のお店でも繁盛しているお店はたくさんあります。 つまり、絶対額ではなく価値というのは、 価格と品質のバランスなんですね。 価格>品質のお店がだめになり、 価格<品質のお店が繁盛店になる。 単純なことです。 品質というのは、料理だけのことではなく、接客や雰囲気等、 利用 […]
日本酒を売りたいなら「方舟」へ
日本酒を売りたいなら、方舟 を見に行け!と言われるくらい、 今、話題の方舟に行って来ました。 視察と飲み会を兼ねて一石二鳥で(笑) 平日(火曜日)だというのに、予約で満席です。恐るべし。 今トレンドの炉端風のお店で、目の前に囲炉裏があります。 その囲炉裏で熱燗を温めるなんて、良いですねぇ。。。 冷酒は、目の前でスズの容器に注いでくれます。 いやぁ、これも素晴らしい! 囲炉裏でイカのなんとか(笑)を焼いて、お酒を飲み、 岩魚を焼いてお酒を […]
コンサルがうまくいかないパターン
きのうのブログ に間して、「コンサルがうまくいかないときって?」 という質問があったので、それに関して少々。 まず最初に言っておくと、今、失敗事例が少ない最大の理由は、 「失敗しそうなものは、最初から受けない」からです(笑) それは、今の状況とか、数字とか、業種業態とか、 そんなことはどうでもよくって、「人」なんです。 つまり、「経営者」です。 コンサルの相談に来ているのに、 ・ふんぞり返っている ・上から目線でものを言う ・スタッフの […]
繁盛店になるためには【根拠】が大事!
ある雑誌で、Q&A形式に答える執筆の仕事がありました。 その中に、「いよいよオープンしたオーナーに、 繁盛店になるためのアドバイスを」みたいな項目があり、 私は迷わず3つ上げたのですが、その中の1つは、 【常に根拠を明確にする】です。 もっというと、 【勘と度胸を排除して、データと根拠を明確に】 ということです。 逆に言うと、 「開業して3年持つ確率が3割、10年持つ確率は1割」 と言われる原因は、 「勘と度胸だけで、舐めた開業 […]
歓送迎会の演出
今月号(3月号)の日経レストラン に、 歓送迎会の企画や演出の特集が掲載されています。 デザートプレートやランチョンマットに メッセージを書いたりするのも良いですね。 他にも、私が「これも~らい(笑)」と思ったもの。 ・ランチョンマットではなく、メッセージシートにして部屋にはる。 ・主役専用のグラス(「本日の主役でございます」と書かれてある) ・主役専用の座布団(指定席と書かれてある) ・メッセージを貼ったボトル(本来のラベルは、水に漬 […]
こんなメニューブックもあり
ちょっと大きなコンサル依頼があり、 打ち合わせのため、急遽、渋谷へ。 とりあえず、プランニングは受注できそうなので、 面白い絵を描いてみようと思っています。 先々楽しみな案件です。 その帰りに、その案件を紹介してくれた方と、 打ち合わせを兼ねて草枕 へ。 複数のお店の看板に見えますが、 このお店1店の看板です(!) 夏目漱石がテーマのようで、 随所にそのテーマをちりばめています。 メニューブックも、昔の冊子のイメージでおしゃれ。 こちら […]
強みとニーズを合致させる
今日は、あるお店のメニューリニューアルの打ち合わせ。 焼き鳥を「串焼き+魚」のコンセプトに変更して、 利用動機を広げます。 ショルダーネームも変更して、 メニューブックはもちろん、リーフレット、宴会チラシも作成します。 魚が売れるからとか、ニーズがあるからではなく、 オーナーのバックグラウンドからのコンセプトメイクです。 商売の組み立ては、 【強みとニーズを合致させること】 です。 先日のブログ で、「強みの上に築け」と書きましたが、 […]
「お客様視点」の難しさ
おかげさまで、相変わらず日々忙しく、 毎日、複数の案件に取り組んでいます。 その中で、やはり毎日感じるのは、【お客様視点の難しさ】です。 口で言うのはカンタンだし、どこも当たり前のように言いますが、 なかなかどうして、これが難しい。 私はいつも、「売れていないお店は自己チューのお店」で、 それを、「お客様視点のお店」に変えることが コンサルティングだと言っています。 コンサルティングの現場で、最も多い私のアドバイスは、 知識やノウハウを […]
ひと区切り
今日は浦和。 さいたま市産業創造財団の依頼で始めたコンサルでしたが、 約10ヶ月にも及び、今日が最終日。 公的な制度なので、 ずっと1クライアントを支援する訳にもいきませんからね。 低迷していた売上も、3ヶ月目に過去最高売上になり、 年末12月には、前年対比160%になりました。 年明け以降も、去年の3割増以上の売上が続いています。 いつも書いていますが、 何が強みで、ウリで、らしさで、自分の土俵で、 どうすれば、それが分かりやすくお客 […]
与件の中でやるしかない!
お店の経営者の皆さんは、 それぞれが抱える制約条件の中で商売をされています。 お金の制約、人の制約、仕入の制約、 立地条件上の様々な制約・・・。 大企業とは違って、あれもない、これもない、 ナイナイ尽くしの経営資源の状況(=与件)のなかで、 知恵を絞って商売を組み立てていくしかないのです。 コンサル先の中には、体の不自由な方もおられます。 そのご苦労は、本当に大変なものだと思います。 しかし、やっぱり商売をやっていく以上は、その与件の中 […]
連載中記事
河野祐治の著書