即効性を求めるなら「宴会」だけど・・・。
近所の仲良し家族同士で居酒屋へ。 といっても、仲良しは奥さん同士、子供同士であり、 旦那同士は初対面。 プライベートで行っても、やはりいろんなことが気になります。 職業病です。。。 宴会コースを、3,000円コース、4,000円コース、 5,000円コース、飲み放題込み!と打ち出していました。 会員やコンサル先は分かると思いますが、 私がいつも言っている、1番やってはいけないパターンです。 お客様の立場から見ると、 「あなたは3,000 […]
クーポンの矛盾
都内のコンサル先(焼肉)で会議。 今日の会議でも言ったのですが、 元々私は、中小個人店の値引き・割引クーポンには懐疑的で、 どこのコンサル先でもほとんどやりません。 必要ないですし、それは、大手の戦略だと思います。 つまり、フックが違うということです。 そもそも、クーポン利用の新規客はリピートしにくのです。 行きつけの店を持ちたいと思って来る人は、ほとんどいません。 「クーポンのあるいろんな店に行きたい」というニーズですから。 【リピー […]
料理人に任せるリスク
飲食店を開業するときに、 「自分は料理が全くできないので、厨房は料理人を雇って任せる」 というパターンは、かなりリスキーです。 料理人が辞めたら・・・病気したら・・・欠勤したら・・・ 店が開けられない、という状態になったら大変です。 「俺が辞めたら、この店は困るだろう」 なんて思われる状態になったら最悪です。 趣味でやるならともかく、生活がかかっているのなら、 人に急所を握られた商売に自分の生活を託すのか? ということです。 同じように […]
借入れも好調なときに
きのうの続き。 私は資金調達の専門家ではないので、異論があるかも知れませんが、 借入れも同じで、好調のときに(借入れしやすいときに)、 借入れをしておくべきだと思うんです。 たくさんのお店を見てきて感じることです。 好調なんだから、利益を投資にまわして、 借入金は積んでおけばいいのです。 利息はかかりますが、利益が出ているので節税効果がありますし、 万が一のときの保険料と思えば安いものです。 どうしようもなくなってから借入れをしようとす […]
好調時のお金の使い方が、今の明暗を分けている
日々、飲食店のコンサルティングをしていると、 【好調だったときに何にお金を使ったのか? それが、今の明暗を分けている】と思うことがよくあります。 「昔ほどじゃないけど、今も売れ続けている」というお店は、 好調のときに、次の売上につながることにお金を使っています。 教育費、Web、顧客管理、内外装のリフレッシュ、厨房機器、 メニュー、IT化・・・。 お金を生むことにお金を使うのですから、 「有形無形の資産への投資」です。 一方、「以前は繁 […]
チェーン店視察のススメ
ブログには、繁盛している個人店を載せていますが、 実はここ数日、意識してチェーン店に行くようにしています。 チェーン店を見て参考になるのは、「メニュー」と「店作り」です。 チェーン店は、キチンとマーケティングをしていますから(多分・・・)、 メニューを見ると、今のトレンドが分かります。 それに、特に居酒屋系の商品レベルは高いですからね。 和民なんて、あの価格であの商品レベルは、すごいと思います。 ファミレスの市場を取りに行ったら、サイゼ […]
「良い店だけど高い」なのか、「高いけど良い店」なのか。
今、世の中は「安売り」がもてはやされています。 「安くないとモノは売れない」みたいな論調が多いです。 でも、客単価1,000円の店でも潰れる店は潰れるし、 客単価1万円以上のお店でも繁盛しているお店はたくさんあります。 つまり、絶対額ではなく価値というのは、 価格と品質のバランスなんですね。 価格>品質のお店がだめになり、 価格<品質のお店が繁盛店になる。 単純なことです。 品質というのは、料理だけのことではなく、接客や雰囲気等、 利用 […]
コンサルがうまくいかないパターン
きのうのブログ に間して、「コンサルがうまくいかないときって?」 という質問があったので、それに関して少々。 まず最初に言っておくと、今、失敗事例が少ない最大の理由は、 「失敗しそうなものは、最初から受けない」からです(笑) それは、今の状況とか、数字とか、業種業態とか、 そんなことはどうでもよくって、「人」なんです。 つまり、「経営者」です。 コンサルの相談に来ているのに、 ・ふんぞり返っている ・上から目線でものを言う ・スタッフの […]
繁盛店になるためには【根拠】が大事!
ある雑誌で、Q&A形式に答える執筆の仕事がありました。 その中に、「いよいよオープンしたオーナーに、 繁盛店になるためのアドバイスを」みたいな項目があり、 私は迷わず3つ上げたのですが、その中の1つは、 【常に根拠を明確にする】です。 もっというと、 【勘と度胸を排除して、データと根拠を明確に】 ということです。 逆に言うと、 「開業して3年持つ確率が3割、10年持つ確率は1割」 と言われる原因は、 「勘と度胸だけで、舐めた開業 […]
強みとニーズを合致させる
今日は、あるお店のメニューリニューアルの打ち合わせ。 焼き鳥を「串焼き+魚」のコンセプトに変更して、 利用動機を広げます。 ショルダーネームも変更して、 メニューブックはもちろん、リーフレット、宴会チラシも作成します。 魚が売れるからとか、ニーズがあるからではなく、 オーナーのバックグラウンドからのコンセプトメイクです。 商売の組み立ては、 【強みとニーズを合致させること】 です。 先日のブログ で、「強みの上に築け」と書きましたが、 […]
「お客様視点」の難しさ
おかげさまで、相変わらず日々忙しく、 毎日、複数の案件に取り組んでいます。 その中で、やはり毎日感じるのは、【お客様視点の難しさ】です。 口で言うのはカンタンだし、どこも当たり前のように言いますが、 なかなかどうして、これが難しい。 私はいつも、「売れていないお店は自己チューのお店」で、 それを、「お客様視点のお店」に変えることが コンサルティングだと言っています。 コンサルティングの現場で、最も多い私のアドバイスは、 知識やノウハウを […]
ひと区切り
今日は浦和。 さいたま市産業創造財団の依頼で始めたコンサルでしたが、 約10ヶ月にも及び、今日が最終日。 公的な制度なので、 ずっと1クライアントを支援する訳にもいきませんからね。 低迷していた売上も、3ヶ月目に過去最高売上になり、 年末12月には、前年対比160%になりました。 年明け以降も、去年の3割増以上の売上が続いています。 いつも書いていますが、 何が強みで、ウリで、らしさで、自分の土俵で、 どうすれば、それが分かりやすくお客 […]
連載中記事
河野祐治の著書