ソフトドリンクとお酒が同じ価格じゃダメなのか?
居酒屋での『お冷客』問題。
賛否両論あります。
考え方の問題なので、正解不正解はありません。
ただ、チェーン店はともかく個人飲食店の場合は、ちょっと違うのでは?何をビビってんの?と思います。
だって個人店は自分のお店なので、自分のお店のルールは自分で勝手に決めれば良いだけ。
法に触れない限り、「オレがこの店の法律だ!」でOK。
それによる売上やクレームは、自己責任ですから。
例えば、東京の新富町にある「ポンデュガール」
今のワインブームの先駆けのお店、がぶ飲みワイン発祥のお店、こぼれワイン発祥のお店、ボトルに価格を書いて販売する発祥のお店だといわれています。
HP
食べログ
⇒ tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13026093/
ポンデュガールは店頭で、ワインを飲まない方はお断り!とハッキリうたっています。
他にも、
・子連れお断り
・ソフトドリンクはない
・ちゃんと食事するように
・カード不可
とか。
同業者歓迎とも(笑)
同業者の視察が多いお店なので。
これは系列店の看板ですが、ほとんど同じです。
また、ポンデュガール出身で独立した方も、結構同じようにされています。
先日あるお店で、「ポンデュガール出身ですね?」と言ったら、その通りでした。
渋谷の「産直屋たか」は、日本酒を飲まない方はお断り!と明確です。
他にも、お店のルールを明確にしています。
HP
⇒ ameblo.jp/nata92513/theme-10045750914.html
食べログ
⇒ tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13008327/
ちょっと意味が違いますが、広島の重富酒店は、当店はビールしかありません!1人2杯まで!つまみはありません!営業時間は2時間だけ!
ハッキリしています。
私のブログ
⇒ ameblo.jp/yjkn/entry-11997700901.html
⇒ ameblo.jp/yjkn/entry-12021217760.html
自分のお店のルールをどう決めようと、そんなのはオーナーの勝手。
それによる結果は、全て自己責任ではね返ってくるだけ。
そのお店のルールが嫌なら、行かなきゃいいだけの話。
どの飲食店を選ぼうと、お客様の自由。
どのお客様を選ぼうと、それもまた飲食店の自由。
お互いに自由です。
実際に、上記3店舗は大繁盛店だし。
今、複数の居酒屋のクライアントで、ソフトドリンクを値上げする方向で動いています。
なぜ、お酒を飲む場所である居酒屋で、ソフトドリンクが安くないといけないのか?
なぜ、お酒と同じ価格じゃだめなのか?(そこまで上げないけど…)
小売業なら分かりますよ。
それって物販的発想ですよね。
居酒屋(外食)って小売業や中食と違って、お腹を満たすためだけにあるのではなく、仲間や家族や仕事関係や恋人等と過ごす“場”を提供しているわけです。
もしくは、オーナーやスタッフとの会話を楽しむために。
『空間提供業』の側面もあるのです。
当然その空間には、いろんなコストがかかっています。
だったら、お酒を飲む飲まないに関係なく、材料原価以外のそういうコストも負担してもらうべきじゃないの?という考え方。
お酒を飲む人の方が杯数が多いから、「ソフトドリンク1杯=お酒2杯」のコスト負担の価格設定にするとか(例えばね)
公共事業でも公共施設でもないんですよ。
ここから先は自己責任で。
飲食店コンサルタント、中小企業診断士
河野 祐治(かわの ゆうじ)
お問い合せは以下よりお願いいたします。
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