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私は、中小企業診断士として、

公的な仕事も結構しています。

都道府県や市町村の機関、商工会議所、

商工会等の依頼でセミナーをしたり、

個人店（主に飲食店）を支援したり。

収益に苦しんでいる個人店が、お金を払って

コンサルを受けるなんて、できる訳ないですからね。

なので、そういう公的制度は、

どんどん活用すべきです。

で、いつも思うのですが、そういう不振の個人店に

１００％共通していることがあります。

それは、

【お客様として素人】

だということです。

自分の業種の動向や状況を全く知らないんです。

業種というのは、ラーメン屋、焼肉屋みたいに、

何屋かということです。

これは、間違いなく１００％共通しています。

中には、一切外食をしないという方もいます。

外食していただいて生活している立場の人が、

一切外食しないなんて…。

お寿司屋さんなら、スシローに行って

回転寿司を体験してみるべきだし、

銀の皿を注文して、宅配寿司を体験してみるべきだし、

食べ放題寿司を体験してみるべきだし、

美登利寿司に並んでみるべきだし。

イタリアンやフレンチなら、俺の…体験してみるべきだし、

話題のバルやビストロ、ワイン食堂…を

体験してみるべきだし。

まずは、「お客様の立場としての体験」です。

そういうお店で問題なのは、

「お客様とのギャップ」なんです。

お客様の方が、今の話題の店、繁盛店、

食のトレンド等について、飲食店よりも詳しいんです。

そのギャップやひずみが、

今の状況を招いているんです。

トレンドや流行に乗れ！と言ってるんじゃないですよ。

製造業でも小売業でも農業でも何でも、

どんな産業界でも、自分の業種や業界の動向や状況を

全く知らないなんて、あり得ないですよね。

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飲食プロデューサー、中小企業診断士

河野 祐治

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