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温泉施設等の施設内の飲食店って、

なかなか難しいものがあります。

飲食店目的の来店動機はないので、

自分の力では、分母（＝集客）をどうすることもできず、

その温泉施設の集客力に頼るしかありません。

あくまでも分子、つまり、その施設に来られたお客様のうち、

どれだけ引き込めるか？という「率」の商売になるからです。

いわゆるコンバージョンです。

私の中では、「施設に出すならこんな感じだよなぁ」と

思っていることがあるのですが、まさに私が考えている

パターンのお店が、大分にありました。

中ではなく、外に併設するんです。

施設内のお店って、さびれたショッピングセンターの

しょぼいフードコートみたいなお店が多いじゃないですか。

全然魅力がなく、食欲もそそらないような…。

そうではなく、そのお店単独でも集客できるような、

業態魅力があるお店じゃないとダメです。

ちなみにこのお店は、

大分の外食企業がやっているお店。

入り口も別々。

でも、もちろん温泉施設内でもつながっていて、

連絡通路的な入り口ではなく、

きちんとした入り口を作るんです。

この日は、正月ということもありますが、

温泉施設も飲食店も大賑わい。

実際に、ここが儲かっているかどうかは知りませんが、

ちゃんと分母にも影響力を持ち、

さらに、１＋１が３になるようなやり方が良いですよね。

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飲食プロデューサー、中小企業診断士

河野 祐治

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