2ケタの壁は厚い

「ちゃんこダイニング若」が自己破産しましたね。

しかし、16億円の売上(2007年の数字。直近は知らない)で

年商の1/3にも満たない4億4,700万円の負債で自己破産って、

考えられないのですが、よっぽど下手な経営をしてたんでしょうね。

真相は分かりませが、こういう会社の場合、

売上の問題よりもマネジメント不在、つまり、経営力がない、

ドンブリ勘定が原因であることがほとんどです。

経営者は、店舗プロデュースの経験はあるようですが。

「夏場の来店客減少で資金繰りが・・・」なんて、

鍋業態そのものが成り立たないと言っているようなもので、

むちゃくちゃな論理です。

現在15店舗で、ピーク時はFC含めて29店舗までいったそうですが、

飲食店ってノウハウがなくても、たまたま当たれば、

直営でも勢いで10店舗くらいまではカンタンにいっちゃいます。

でも、そこから先は、組織力・経営力が問われます。

2ケタの壁にはね返される飲食会社が、どれだけ多いことか。

日本中の飲食店の数は、約74万店あるのですが、

その中で、10店舗程度展開している会社はたくさんあります。

しかし、30~50店舗クラスになると、一気に数が少なくなります。

飲食業の数字に関する本の出版が決まっているので、

良い材料なのですが、数字を見せてくれないかなぁ。。。

飲食プロデューサー、中小企業診断士 

河野 祐治 

⇒ 河野のツイッターアカウント

⇒ 飲食店繁盛会       

                     

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