均一価格居酒屋に右往左往しない
今月号(8月号)の日経レストランの特集は、
「こんな時代に客単価を上げる方法」という、
興味深いテーマです。
ブログでも何回か取り上げた、
うちの会員のアーロンも事例として取り上げられています。
アーロンは相変わらず絶好調で、
前年対比150%以上を続けています。
この特集記事で面白いのは、
事例で取り上げられた皆さんが同じことを言っていることです。
それは、「近隣で、値下げに走ったお店が潰れるのを見て、
安易な値下げはしないと決めた。」ということです。
先日のブログにも書きましたが、
値上げよりも値下げの方がハイリスクなんですよ。
値下げで大失敗した、リンガーハットの社長の
インタビュー記事も載っていますが、その中で、
「値下げで集客を図るのは商品に誇りを持てないからであり、
誇りを持ってセールストークができる商品は売れる」
と言われています。
そのとおりです。
今、繁華街を歩くと、均一居酒屋が花盛りです。
火付け役になった鳥貴族は、最初からその業態なので別として、
それに追随したところのスタッフは、
果たして誇りを持って働いているのだろうか?
商品に対する誇りがあるのだろうか?
モチベーションが高いのだろうか?
会社に対するロイヤルティは高いのだろうか?
楽しいのだろうか?
そんなことをするために、この業界に入ったのだろうか?
経営者は、儲かれば何でもいいのでしょうけど・・・。
ずらっと並んだ均一居酒屋の看板を見るたびに、
いつも、そんなことを思ってしまいます。
これだけ増えると、結局は価値競争(価格<品質)になるので、
最終的には価格競争ではなく、品質競争になるんですよ。
それに、しょせんブームは単なるブームで終わるし。。。
飲食プロデューサー、中小企業診断士
河野 祐治
⇒ 飲食店繁盛会
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